■[Attitude Game]■ (アティテュード ゲーム) Artist Interview Vol.6
〜DJ DRAMA (The Aphilliates Music Group/GRAND HUSTLE/Atlantic/Warner Music Japan Inc.)
来日公演 「GANGSTA GRILLZ WORLD TOUR In Japan」開催記念 & オフィシャルフルアルバム
「GANGSTA GRILLZ THE ALBUM」リリース記念 オフィシャルインタビュー〜
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Attitude Game アーティストインタビュー Vol. 6「DJ DRAMA」
(DJ DRAMA's Biography)
ストリートのB-Boy達にとってもはや知らない
人は居ないであろう、ミックステープ
(MIX CD)シリーズ、「Gangsta Grillz
(ギャングスタ グリルズ)」のリリースで
有名な、「DJ DRAMA (ディジェイ ドラマ)」。
今、全米のHIP HOPシーンの中でも最も
活気があると言っても過言でない、サウス
シーンを代表するDJの一人として、「TIP
(T.I.)」の専属LIVE DJとしても、活躍し、
「GRAND HUSTLE (グランド ハッスル)」と
契約を結んでいる。彼が作るMIX CDの勢い
は、今やサウスという一部の枠だけに
留まらず、「Diddy (Bad Boy Records CEO)」
等を始め、全米各地のアーティストからも
注目され、その勢いは海を越え、世界の
HIP HOPシーンにさえ、影響を与えている。
自身の他、盟友とも言える、
「DJ Don Cannon (ディジェイ ドン キャノン)」、「DJ Sense
(ディジェイ センス)」等と、「Aphilliates Music Group
(アフィリエイツ ミュージック グループ)」という会社を
設立し、ビジネス方面で本格的に活躍。そんな折、'07年
1月、「RIAA (= 全米レコード協会)」等による著作権侵害
による家宅捜索を受け、数千枚単位の作品 (= 在庫)や機材
の他、車、預金口座を押収された上に彼らを含む多くの
関係者が逮捕され、そのニュースは瞬く間に、日本へも
伝わり、世界中のヒップホップシーンへ衝撃を与え、ミックス
CDの存在定義を改めて考えさせる機会となったのは言うまで
もない事実。逮捕容疑としては、ミックステープアルバムに
よる不正な利益を得ていたという事だが、厳密には、著作権
法上の観点では、違法である見解であるが、それを主張する
側のレコード会社側も、これまで、若手アーティストの
プロモーションや新作アルバムの事前キャンペーンの一環
として、ミックステープを一プロモーション媒体として
利用して来たのもこれまた事実であり、ある種の見せしめ
として逮捕されていた事になる。ヒップホップやR&B、
レゲエ等のジャンルにおいて、重要なプロモーションツール
の一つとして捉えられて来ただけに、多くのアーティスト
からも彼を擁護する声が多く上がっている。この事件は現在
係争中となっているが、そんな渦中の「DJ DRAMA」が緊急
来日公演を決行!! 当初、「T.I.」率いるレーベル、
「GRAND HUSTLE (グランド ハッスル)」からオフィシャル
アルバム 「Gangsta Grillz The Album」を今秋にリリース
予定であったが、現在は延期/リリース未定となっている。
今回は、「DJ DRAMA」の他、人気急上昇中で当媒体
「Attitude Game」のエクスルーシヴアーティスト
インタビューで取り上げている、一人二役のR&Bシンガー、
「SATOMI'」のFeat. として客演しているアトランタの若手
ラッパー、「Donnis」等も来日。「SATOMI' Feat. Donnis
& DJ AGETETSU」のコラボレーションも実現!! その他、
日本からは、「DJ MASTER KEY (The Life Entertainment)」
や「DJ AGETETSU」等の御馴染みのメンツが参加し、時の人
の来日公演をバックアップしていた。
インタビュー原稿作成、インタビュー、翻訳 : A. Matsuda
バイオグラフィー文章、インタビュー原稿再編集、Webデザイン、
アーティスト写真 撮影 : T-Murder a.k.a. T. Omura
(BE-PRIDE by DICTATOR-NATION Ft. Under Ground /
S-Vibe'z Entertainment /
I.M.D. Work'z /
O.G.F. RECORDS)
取材協力 : A. Matsuda
S. Ono (Warner Music Japan Inc. /
The Finest)
J. Hodgins (JMS Co.,ltd /
Nature International Co.,ltd /
Midas)
F. A. Amanfo (Nature International Co.,ltd /
Midas)
A. Matsuda: まずは貴方のバイオグラフィーから聞かせて下さい。
DJを始めたきっかけは? また、影響を受けたDJを挙げて頂けますか?
DJ DRAMA: フィラデルフィアで生まれ育ったから、音楽はずっと好き
だったね。ヒップホップは常にまわりにあったしね。一番最初に
買ったのは、7、8歳の時に買った、「U.T.F.O」の「Roxanne Revenge」
だよ。ストリートラップのレコードも持ってたよ。キッズはみんな、
「The Roof The Roof The Roof is on Fire. We don't need no water
let it burn」。リリックにカースワードが含まれてるの知らなかった
んだよ。まだ子供だったからね。ヒップホップに限らず、ずっと音楽
は好きだったよ。父親が「ドゥーアップ」とか聞いてたしね。
DJを始めたのは、「JUICE」って映画の影響なんだ。フィリーには立派
なDJのカルチャーがあって、「キャッシュ マネー (Cash Money)」や
「ジャジー ジェフ (Jazzy Jeff)」なんかが居た。中学生の時に
「トゥーパック (2PAC)」が出てたヒップホップのクラシック映画、
「JUICE」を観た時、DJってものを初めて自分の目で見て、
すっかり心を奪われちゃったんだ。それでターンテーブルを一台
買って、曲をテープに録音してミックステープを作ったんだ。
影響を受けたのは、もちろん、「ジャジー ジェフ (Jazzy Jeff)」、
「キャッシュマネー (Cash Money)」。あと、フィリーのラジオの
DJ、「コズミック ケブ (?)」。パーティDJは、「キッドカプリ
(Kid Capri)」だね。彼はレジェンドだよ。「ロックレイダー
(Roc Raida)」や「Qバート (Q-bert)」や「ミックス マスター
マイク (Mix Master Mike)」といったDJ達をチェックしていたよ。
それから、ミックステープだったら、「Doo Wop」、「Ron G」、
「Clue」。いろんなDJ達の事を見てたね。オレはパーティから
ミックステープからバトルDJまで、皆、尊敬していたし、彼等の
細かい、いろんな面から影響を受けたよ。でも、ミックステープ
DJのムーブメントを一番リスペクトしてたね。だから、最初から
ミックステープを作ってたんだ。DJしてて一番エンジョイした
のがミックステープ作りだったんだ。
A. Matsuda: 出身はフィラデルフィアという
事ですが、それからアトランタに移住した
のは何故ですか?
DJ DRAMA: アトランタへは、「CAU
(クラーク アトランタ カレッジ)」っていう
カレッジ (= 大学)に行くために、'96年に
引っ越した。アトランタには父親の出張
について行ったりして行ったことがあって、
もともと何か違うエネルギーを感じてたんだ。
まだ始まった頃だったけど、既にシーン
は盛り上がってたよ。だから、大学に行く
にはいい所だと思ったんだ。もちろん、DJ
もやるつもりだったよ。カレッジに入って
から白人地区にあるブラックカレッジの
ほとんどのパーティでDJしたよ。そこで
「DJセンス (DJ SENSE)」に会ったんだ。
オレ達は同じ寮に住んでたんだ。あと、「ドン・キャノン
(Don Cannon)」にもそこで会った。皆その学校に行ってて、
自分のキャリアを築いていくのにいい場所だったよ。
A. Matsuda: あえて、アトランタの大学を選んだのですか?
DJ DRAMA: そうだよ、あえて選んだんだ。ずっと、NYの大学に
行くと思ってたんだ。フィリーに住んでた時、よく、NYに
行ってた。NYはメッカだから、あそこに行って、自分の
やりたい事をするんだって思ってたけど、クラークに行って
みて、アトランタの街で上手くやって行けるし、音楽活動も
出来るって思ったんだ。自分にとっていい場所だってのは
分かってたけど、どのくらいまでやれるのるかは想像も
してなかった。
A. Matsuda: あなたが移住した当時のアトランタのヒップホップ・
シーンの状況を教えてください。また、まだ「Gangsta Grillz」
シリーズを出す以前のあなたの活動内容についても
聞かせて下さい。
DJ DRAMA: オレが移住した時は、「ブーティシェイクミュージック」
の終わりの頃だった。ベースミュージックの人気は、'96年頃に終わり
かけてた。あの頃は、「マスターP (Master P)」がすごくなって来て、
「ノーリミット (No Limit Records)」の勢いがすごかったね。
「アウトキャスト (Out Kast)」がセカンドアルバムをリリースして、
「グッディモブ」も人気があった。あと、「ジャーメイン デュプリ
(Jermaine Dupri)」も凄かったし、アトランタはいろんな事が
起きてた。もっと前はラジオでもあまりかかってなかったけどね。
アトランタからは沢山のムーヴメントが生まれてた。その頃、
クランクはアトランタで一番ホットなものだったけど、まだ全米
には広がってなかった。「リル・ジョン (Lil Jon)」が中心
だったね。だから、クランクがやっとに出始めるようになって、
「マスターP (Master P)」が全盛だったって感じだね。
「Gangsta Grillz」以前のDJのキャリアは、すごく良かったよ。
平均的なDJとは違ってたね。常にいろんな地方へ行ってた。オレは
フィリーでDJを始めたんだけど、ルーツがローカルで出て来て、
「バハマディア (Bahamadia)」なんかもいた。彼女はちゃんと評価
されてないけど、最も素晴らしいリリシストの一人だよ。オレは彼女
のDJもやってたよ。ミックステープはいろんなスタイルのものを
作ってた。DJでヨーロッパにも行ったし、サウスアフリカにも
行ったよ。「Gangsta Grillz」を作る頃には、ビジネス面でも
クリエイティブの面でも視野が広がっていた。ドームでミックス
テープを作っている時、サウスの音楽をイーストコーストの
ミックステープに入れるのはフレッシュなアイディアだって
思ったんだ。「Gangsta Grillz」以前はヴァーサタイルなスタイル
だったよ。ヒップホップ パーティからネオソウル、レゲエまでね。
DJとしてハウスパーティからウェディングまで呼ばれればいろいろ
やってたよ。
A. Matsuda: 最初の、「Gangsta Grillz」
は2000年の6月にリリースされているよう
ですが、このネーミングはどのような
経緯で名付けられたのでしょう?
DJ DRAMA: なんとなく付けただけだよ。
クレイジーな理由はないよ。センスと
一緒に家で新しいミックステープ
シリーズを作ろうって話してて、言葉
を組み合わせたりしてタイトルを
選んでたんだ。そしたら、この
タイトルを思いついたってだけさ。
A. Matsuda: その後、2002年の第4弾
では早くも、「リル・ジョン
(Lil Jon)」をホストに招いています
よね。どのようにして業界内での
ネットワークを広げていったのでしょうか?
具体的に教えて下さい。
DJ DRAMA: 少しずつだね。音楽業界のキーポイントは、
人間関係なんだ。だから、必要なことは何でもして
ネットワークを広げてった。「リル・ジョン (Lil Jon)」
とは98、99年あたりに会った。その頃、オレはアトランタ
の97でインターンをしてたんだ。彼はいいヤツだったよ。
アーティストの関係は、基本的には一歩ずつって感じだよ。
「リル・ジョン (Lil Jon)」は最初の頃、よくして
くれた。それは凄く助かったよ。ミックステープが凄い
ムーヴメントになってるって分かってたし、とにかく
少しずつって感じだったよ。たくさんの人がオレの顔を
知ってたし、オレのやってる事も知られて来た。それから
は自然と上手く行ったよ。何人かにお前のことは知ってた
けど、あれがお前がやってるって知らなかったよって
言われたりしたよ。
A. Matsuda: 2003年の、「Gangsta Grillz」シリーズの
スペシャル・エディション「In Da Streets」で初めて、
「T.I.」とコラボしていますね。彼と知り合った経緯と、
専属DJを務めたり、「グランド・ハッスル (Grand
Hustle)」と契約するようになるまでの流れを詳しく
教えてもらえますか?
DJ DRAMA: 大学を卒業してすぐ、「TIP (T.I.)」の
マネージャー、「ジェイソン」から電話があったんだ。
彼のことはよく知らなかったんだけど、「La Face」と
契約した新しいアーティストがいて、フリースタイルを
させたいって言われたんだ。大学の外ではオレの
ミックステープに注目してた人はあまりいなかった。
彼の家に行って、その時初めて、「ジェイソン」と
「TIP (T.I.)」に初めて会って、意気投合して、お互い
をリスペクトしあった。それから、お互い自分の事を
してて、リスペクトしあっていた。ミックステープを
一緒にやって、クラブでもライブを一緒にやって、
「ジェイソン」もオレのミックスCDを幾つか見かける
ようになって、「TIP (T.I.)」もストリートでホット
になって、オレたちはいくつかミックステープを
やった。それで、'03年頃に、「ジェイソン」が
「グランド・ハッスル (Grand Hustle)」のプロジェクト
について話してきて、オレも参加することになった。
こういうことをオレもずっとやりたいって思ってたからね。
一緒にプロジェクトを進めてくうちに、このムーヴメント
は凄いって感じたんだ。オレたちが一緒にやれば、ゲーム
を変えられるんじゃなかってね。どのくらい変えられるか
はその時は分からなかったけど。それで、「グランド・
ハッスル (Grand Hustle)」のオフィシャルDJになって、
あの「Gangsta Grillz」の後、本当にムーヴメントが
生まれたよ。
A. Matsuda: パートナーの貴方から見て、「T.I.」の
凄さや魅力はどんな所にあると思いますか?
DJ DRAMA: 「TIP (T.I.)」はスターになるって思ったよ。
彼はいいヤツだしね。彼は若いけど、人間的にもできてる
よ。賢くて、オールドソウルって感じだよ。彼はいつも
ビジネスに集中してる。ホーミーだった時からファンで
彼の音楽を聴いてリスペクトしてたよ。だから、何もない
所からここまで来た奴と何かをやるってことは、オレに
とってはいいことだったよ。彼は彼が成し遂げた事に
よってゲームのマスターになった。だから、彼の事を
リスペクトしてるよ。
A. Matsuda: 2004年の「Gangsta Grillz XII」
では、「Diddy」をホストに迎え、いよいよ
貴方とシリーズの存在が南部だけでなく
全米中に知れ渡っていく事になる訳ですが、
ここまで、「Gangsta Grillz」シリーズが
支持された理由を貴方はどのように解釈
していますか? また、これまでのリリース
の中でターニングポイントとなった作品を
幾つか挙げて頂けますか?
DJ DRAMA: 「Gangsta Grillz」を聞いて
くれれば、いろんなエレメンツがある事が
分かると思う。ミックステープ作りに関して、
オールドスクールだとは言わないけど、
ミックステープを作る時は自分が聴いて来た
ものを大切にしてる。オレは「Doo Wop
Live 95」や「トニータッチ (Tony Touch)」、
「DJ クルー (DJ Clue)」なんかのクラシック
を聴いて育ったんだ。あと、「ロンG」なんかもね。
そういった最高峰から学んだんだ。アーティスト選び
から、どうやってミックステープを作るのかまでね。
ミックステープではいろんな側面を見せることが大事
なんだ。プロジェクト自体もサウンドもいいものを
作って、ミックステープのマスターになりたかった。
オレは自分の事を、「ipod キング」って呼んでるんだ。
オレのミックステープをipodに入れて、ずっと聴き
続けてもらいたいからね。クラシックを作りたいんだ。
誰でもミックステープを作ることは出来るけど、5年後
も10年後も話題にのぼる物を作れるかどうかなんだ。
ターニングポイントとなったのは沢山あるよ。どれが
自分のお気に入りかって聞いてるのと同じだね。一番
最初は、「リル・ジョン (Lil Jon)」を招いた、
「Gangsta Grillz 4」だね。それから「T.I.」が参加した
スペシャル・エディション、「Diddy」のテープもビッグ
だったね。「ジージー (Young Jeezy)」の「Street
Is Watching」もビッグだったし、「バンB (BUN B)」
のヤツもビッグだったよ。いろんな意味で沢山の
ミックステープがターニングポイントになったって
思ってるよ。なぜならその一つ一つでより多くの人が
オレのミックステープを聞くようになったからね。
「T.I.」のがなければ、「ジージー (Young Jeezy)」
のはなかったと思うし、それが無かったら、「リル
ウェイン (Lil Wayne)」も無かったと思うしね。
そうやってカタログを作っていく事が大事なんだ。
一つ一つが素晴らしいと思うよ。だからカタログを
作ることが大事で、オレが作ったカタログは
凄いと思うよ。
A. Matsuda: ケースバイケースな所もあると思いますが、
基本的にミックステープの制作作業はどのように進めて
いくのでしょうか? アーティストやフリースタイルで
使うビートのチョイスなど、その大まかな流れを教えて
下さい。
DJ DRAMA: アルバムを作るのと同じで全力で取り組んでるよ。
まず、コンセプトを考えて、コンピューターを見ながら、
ビートとそのビートに合うアーティストを探すんだ。それから、
ドロップでアーティストに言いたいことを言ってもらって、
それからジャケットのアートワークとかを考えてって感じだね。
アルバムをリリースするレコードレーベルと同じだよ。
A. Matsuda: ミックステープを通じてディス・ソングを発表する
ラッパーも少なくないですが、そういう際にあなたはどのような
スタンスをとっていますか? 実際に巻き込まれてしまうことも
あるのでしょうか?
DJ DRAMA: 巻き込まれたことはあるよ。「T.I.」と「リル・フリップ
(Lil Flip)」とかね。オレがどっちについてたかは皆、分かると思う
けど。ヒップホップだからビーフは悪いことだとは思わないよ。
でも、パーソナルなものにはなるべく巻き込まれないようにはしてる
よ。DJとしてフェアなスタンスにいなきゃいけないと思うから、
どちらのサイドもプレイするし、自分のクルーの場合は忠誠心から
そっちにつくけどね。ビジネスとパーソナルは一緒にしちゃいけない
って言うけど、音楽業界の場合は難しいよ。人間関係が重要だからね。
特に今の自分のポジションはね。でも、結局の所はオレ達がやってる
のは音楽だから、上手くやってるよ。
A. Matsuda: 貴方と「ドン・キャノン (Don Cannon)」、「DJセンス
(DJ Sense)」らが所属する「アフィリエイツ・ミュージック・
グループ (The Aphilliates Music Group)」設立の時期と経緯、
それから具体的な活動内容について教えてください。
DJ DRAMA: 「アフィリエイツ」は、「ドン・キャノン (Don Cannon)」
と「DJセンス (DJ Sense)」とオレで、DJのクルー、DJの
オーガナイゼーションとして始めたものなんだ。地元でも全米でも
ストリートで最もホットなDJの集団になって、そのおかげで、
「アサイラム (Asylum)」とレーベルディールをすることになった。
長年の仲間の「ウィリー ザ キッド (Willie The Kid)」には、
ディールが決まったら、真っ先にオレたちがお前をデビューさせる
からって言っていたんだ。ヤツの兄弟の「LA THE DARKMAN」は前に、
「ウータン (Wu-Tang Clan)」のクルーの一人だったんだけど、彼も
今、オレたちの所にいるんだ。いろいろなものがここに落ち
着いたんだ。「アフィリエイツ ミュージック (The Aphilliates
Music)」は「アサイラム (Asylum)」とレーベルディールをしていて、
「ウィリー ザ キッド (Willie The Kid)」が最初のアーティストだ。
その後もいろんなプロジェクトが待ってるよ。
A. Matsuda: 今年1月の貴方と「ドン・キャノン (Don Cannon)」の
逮捕劇はあまりにもショッキングでした。あれから、4ヶ月が経過
しましたが、現在の状況について教えて頂けますか? また、
これから行われる裁判ではどのような所がポイントとなってくる
のでしょうか?
DJ DRAMA: まだ起訴されてないし、裁判も行われてないから、
ポイントは分からないんだけど、ポジティブに考えてるよ。
ジェイルから出て4ヶ月経ったけど、ジェイルにいた一日は
長かったよ。法的な問題は解決に向かってるんだ。だから、皆、
ポジティブな方向に向かって行ってるよ。今は裁判が行われない
事を願っているよ。オレたちにとってもショッキングな出来事
だったけど、オレたちはそういった悪い状況からも最高のもの
を作り出すようにしてるよ。だから、オレ達にとっては
何でもないよ。
A. Matsuda: 「ミックステープ・サーキット」は今後どのような
展開を迎える事になると考えますか? 率直な意見を聞かせて下さい。
DJ DRAMA: これからどうなるかは分からないね。いい展開を
迎えるといいと思ってるよ。オレたちが逮捕されたことでミックス
テープのゲームが凄く変わったと思うけど、元のように、または
さらにいい方に向かう事を願ってる。ヒップホップにはミックス
テープが必要なんだ。ヒップホップゲームはミックステープ無し
では窮地に陥るだけだよ。既にインターネットのダウンロード等
が原因で売り上げも落ちているんだから。ミックステープはDJや
アーティストに沢山のいいムーヴメントを起こしてくれた。例を
挙げたらキリがないくらいだよ。オレは自分の役割を続けるだけ
だよ。ヒップホップはミックステープがなかったら大変な事に
なるんだ。ミックステープはヒップホップだし、ヒップホップは
ミックステープの一部なんだ。ミックステープは長い間存在
してるしね。だから、ミックステープが無くなる事は無いよ。
こういうことも起きるけど、また元に戻ると思うし、よりいい
方向に行くこともあると思う。
A. Matsuda: この度、あなたはDJネーム
を「ドラマ (Drama)」から「ドラマティック
(Dramatic)」もしくは「ドラム (Dram)」に
改めるそうですが、その経緯について
教えて貰えますか?
DJ DRAMA: 「ドラム (Dram)になるかも。
どっちにしろ、皆からずっと、「ドラム
(Dram)」って呼ばれてるから問題ないよ。
でも、「DJ Drama」は「DJ Drama」だからな。
「ビギー (NORTIOUS B.I.G.)」が言ってた
ように、「More Money, More Probles」
だよ。経緯は? っていうと、シカゴの奴が
レコード会社に電話してきて、ヤツは、
「DJ Drama」って名前で商標登録してる
って言ったんだ。でも、世界中のヤツらは
誰が「DJ Drama」か分かってる。金が
欲しくてやってるなら、小切手でも何でも送ってやる
けど、アルバムをリリースしなきゃいけないから、
「ドラム (Dram)」として出すよ。でも、オレに
とっちゃ何て事ないよ。これからいろんないい事が
待ってるし、オレはやる気満々だからね。オレは、
「DJ Drama」には変わりないんだから。
A. Matsuda: 夏頃にリリースされるという、「Gangsta Grillz:
The Album」について聞かせてください。ずばりアルバムの
コンセプトは? また、アルバムの参加アーティスト/
プロデューサーについて詳しく教えて下さい。
DJ DRAMA: アルバムはクレイジーなものになるよ。
「Gangsta Grillz The Album」は、「Gangsta Grillz The
Movie」、「Gangsta Grillz The Epic」、「Gangsta Grillz
The Legend」なんだ。サウスとクオリティの高いストリート
ミュージック、「アフィリエイツ (The Aphilliates)」を
レプリゼントするミックステープなんだ。ミックステープの
世界でやってきた事の続きをメジャーのレーベルでやるのさ。
まだオレたちがやってることを知らない人達はこれで分かって
貰えるし、このムーヴメントを知ってる人は今までと変わり
なくて、より良くなったものを聞くことができる。
プロデューサーの一部を言うと、もちろん、「ドン・キャノン
(Don Cannon)」、「デトロイトレッド (Detroit Red)」、
「ランナーズ (The Runners)」、「ドラマボーイ (Drama Boy)」、
「リル・ジョン (Lil Jon)」。アーティストは、「ウィリー ザ
キッド (Willie The Kid)」、「ヤング ジィージィー (Young
Jeezy)」、「T.I.」、「リル ウェイン (Lil Wayne)」、
「ビニー シーガル (Beanie Sigel)」、「キャシディ (Cassidy)」、
「リル・ジョン (Lil Jon)」、「リル スクラッピー (Lil Scrappy)」、
「B.G.」、「バンB (BUN B)」、「ファレル (Pharrel Williams)」、
「クリップス (The Clips)」、「アウト キャスト (Out Kast)」だ。
A. Matsuda: リード・シングルの「Takin' Picture」では実に豪華
なマイク・リレーが実現していますが、各曲でのラッパーの
組み合わせに関してはどのような点を重視しましたか?
DJ DRAMA: 上手く組み合わせる事だよ。プロジェクトの
A&Rになるんだ。そして、「アフィリエイツ (The Aphilliates)」
は自分のチームなんだ。ミックステープで何年かやって
来てるしね。そうやって、どの曲に誰をラップしてもらう
かって言うのを決めて行くんだ。「Taking’ Picture」は
パーフェクトな仕上がりになったよ。一番凄いヤツらの
所に行って、オレがヴィジョンを説明して、あの素晴らしい
シングルが出来上がった訳さ。
A. Matsuda: アルバム中、特に気に入っている曲や印象
深かったエピソードがある曲をいくつか紹介して
もらえますか? (その内容についても詳しく)
DJ DRAMA: 気に入ってる曲の一つは、「アウトキャスト
(Out Kast)」の曲だね。「Art Of Story Telling」って
タイトルで、「フロエトリー (Floetry)」の「マーシャ」を
フィーチャーしている。アトランタに移住して来た理由の
一つが、「アウトキャスト (Out Kast)」だったんだ。
「Southernplayerlistic」を凄く好きで、アトランタに来た
次の年に,[ATLien」が出た。あれはクラシックだったよ。
オレが一番最初に、「ビッグ ボーイ (Big Boy)」と
ミックステープをやったんだ。「アンドレ (Andre 3000)」
ともずっと知り合いだし、ミックステープも一緒にやろう
って言ってた。実は去年、「アウトキャスト (Out Kast)の
ミックステープをやるはずだったんだけど、向こうが
忙しくて出来なかった。でも、電話がかかってきて、
アルバムには参加するからって言われた。それから連絡を
取ってたんだけど、なかなか何も出来なくて、オフィスに
捜査が入る前に、「キャノン (Don Cannon)」がバンギンな
ビートを作って、釈放された後、マーシャにそのビートを
持って行ってんだ。彼女がどうして欲しい?って聞くから、
オレたちを止めることはできない、オレたちはこれからも
やってくって事を皆に知らせたいんだって言ったら、彼女
がフックを書いてくれて、「アンドレ (Andre 3000)」に
それを送って、「アンドレ (Andre 3000)」がやってくれた
事を聞いて、その後、「ビッグ ボーイ (Big Boy)」が
やってくれた。それでクラシックが出来上がったんだよ。
A. Matsuda: アルバムには、「アフィリエイツ ミュージック
(The Aphilliates Music)」所属の「ウィリー・ザ・キッド
(Willy The Kid)」が大々的にフィーチャーされているそう
ですが、彼の魅了について教えてもらえますか?
DJ DRAMA: 「ウィリー (Willie The Kid)」は、7〜8曲に
参加してるよ。彼はオレ達がやってる事をレプリゼント
してるんだ。オレたちはすごくいいムーヴメントを起こしてる
と思うよ。「ウィリー (Willie The Kid)」はミシガン出身
で、オレはイーストコースト出身で、そんなオレたちがサウス
で有名になったってことは、ヒップホップを体現してるって
事なんだ。何処出身かじゃなくて、何処で活動してるかが
大事なんだ。自分が居る場所ってだけじゃなくて、自分が
やってる音楽っていう意味でもね。それがオレ達が
リプレゼントしてることなんだ。ヤツは凄いアーティストに
なると思うよ。彼は自信たっぷりなんだ。彼はオレがキッズ
だったら聞きたいって思うアーティストなんだよ。ヤツの
アルバムとオレのアルバムは、「ドギースタイル (Doggy
Style/Snoop Dogg)」と「クロニック (The Chronic/
Dr. Dre)」みたいになるよ。
A. Matsuda: ミックステープDJのオフィシャル・アルバム
としては、「DJ クルー (DJ Clue)」や「ケイスレイ
(DJ Kayslay)」のものがよく知られていますが、彼らの
作品と比較してあなたの作品の独自性はどんな点にあると
考えますか?
DJ DRAMA: 彼等のやった事はリスペクトしているよ。オレの
独自性は、「DJ DRAMA」のアルバムってだけじゃなくて、
ブランドを築き上げているんだ。高いクオリティがある
ブランドなんだよ。 「Gangsta Grillz」だから買うって
言う人たちがいるんだ。「Gangsta Grillz」はクオリティ
が高いって分かってるんだよ。
A. Matsuda: 最近では、「ショップ・ボーイズ (Shop boyz)」
の、「Party Like A Rockstar」がヒットしていますが、
アトランタからは次々とユニークなタレントやヒット曲が
生まれてきますよね。ヒップホップ・シーンにおける
アトランタ勢台頭の原動力は何だと思いますか? また、
フィラデルフィア出身のあなたから見てアトランタの音楽
シーンの特異性はどんな所にあると考えていますか?
DJ DRAMA: アトランタはいろんな意味でヒップホップそのもの
を体現しているとオレは思うんだよね。「T.I.」のような
リリカルなアーティストもいるし、「アウト キャスト
(Out Kast)」のような奇才も居るし、「インディアアリー」
のような対極にいるアーティストも居る。あと、「D4L」や
「フランチャイズ ボーイズ (Dem Franchize Boyz)」、
「ショップ ボーイズ (Shop Boyz)」のようなシンプルだけど、
ヒットする曲を作るアーティストもいるよね。
「Lean With It, Rock With It」、「Laffy Taffy」、
「Play Like A Rockstar」とかね。彼等は本当に
ヒップホップとは何かを体現してると思うよ。同じような
ネーバーフッドから出て来て、ローカルなサウンドを作ってる。
彼等はカリフォルニアや日本で受けようと思って作ってる訳
じゃないんだ。バンクヘッドのウェストサイドで受ける事
だけを考えてたんだ。それが、スナップミュージックが
ワールドワイドの現象になっちゃったんだからな。クランクが
そうなったのと同じだよ。ヒップホップはパーティーミュージック
として始まったんだ。クラブで踊ったり楽しんだりするもの
なんだ。「Party Like A Rockstar」や「Lean With It, Rock
With It」、「Snap Your Fingaers」みたいな曲にパーティー
ミュージックとして勝てるものは他にないよ。アトランタは
いろんな音楽があるからね。ヒップホップだったら、ストリート
ラッパーもいれば、インテリのラッパーもいるし、パーティー
ラッパーもいる。全てあるんだよ。
A. Matsuda: 業界のトップDJであるあなただからこそ聞く
価値があると思うのですが、今年の後半から来年にかけて
ブレイクしそうな有望新人を何人か挙げて貰えますか?
DJ DRAMA: オレのアルバム、「Gangsta Grillz」、「ウィリー・
ザ・キッド (Willie The Kid)」の「Clown Prince」、
「T.I. vs T.I.P.」のアルバムが凄い事になるね。楽しみに
しててくれ! あと、「コモン (Common)」は新人じゃないけど、
彼のアルバムは楽しみだね。オレもウィリーも新人だよ。オレ
はミックステープはたくさん出してるけど、アルバムは出した
事ないからね。今、頭に浮かぶのはそれだけかな。
A. Matsuda: 一人のDJとして、あなたが目指す最終目標は何
ですか? 将来のヴィジョンについて教えてください。
DJ DRAMA: オレの最終目標はこのシーンに長く居る事。それから
後幾つかビジネスを広げる事。今やってるビジネスを成功させる
事。クオリティの高い音楽を作り続けて、ストリートに居続ける
事。オレのムーヴメントはストリートで始まったからね。だから、
そこに居ることは自分にとっては大事なことなんだ。自分の
やってる事を愛してるし、楽しんでいる。自分がエンジョイ
できるもので金を稼ぐことが出来るのは最高な事だよ。自分の
キャリアが上昇していくのも経験したし。あと、幾つかアルバム
を出して、自分のアーティストのアルバムも出して行く。
これからももっとラジオでかかるようなものを作って、ヒップ
ホップカルチャーの一部で居続けたいと思ってる。
A. Matsuda: 日本に来るのは2回目だそうですが、
日本の印象は?
DJ DRAMA: 日本は大好きだよ。前回は大阪、横浜、沖縄に
行った。「ありがとう」って言葉も覚えたし、食べ物は
美味しいし、女の子はカワイイし、皆、ヒップホップを理解
してくれている。アメリカもヒップホップを愛してるけど、
音楽をやってる奴等は日本人がどれだけヒップホップを理解
してくれてるか分かってるよ。だから、音楽を愛してる奴等
は日本へ行くのが夢なんだ。自分達の好きなアーティストが
日本へ行ってるのをずっと見て来てるしね。自分も日本に
行きたいって思ったよ。今回で2回目だけど、素晴らしいよ。
A. Matsuda: 日本のクラブはどうですか?
DJ DRAMA: 日本のパーティやクラブは盛り上がってるね。
幾度か行ったけど、手を上げろって言うと、皆、エキサイト
してやってくれるし。凄く良かったよ。文句無しだね。
A. Matsuda: 日本のオーディエンスはどう?
DJ DRAMA: 日本のオーディエンスは凄く良いよ。去年の
「T.I.」のツアーでも凄く良いレスポンスだったし、みんな
リリックも知ってたし。昨日のクラブではオレがプレイする
曲を皆知ってたし、オレがやってきたことやムーヴメントの
事を分かってた。女の子が寄って来て、「貴方の事を逮捕
するなんて信じられない!」って言ってくれたよ。皆と交流
して、いろんな新しい人とあったよ。
■[DJ DRAMA's Release Information]■
DJ DRAMA 1stアルバム 「GANGSTA GRILLZ THE ALBUM」
発売日未定 ('07年9月リリース予定 ⇒ 延期未定)/品番未定/価格未定
The Aphilliates Music Group/GRAND HUSTLE/Atlantic/Warner Music Inc.
◎(参加予定 プロデューサー)◎
DJ Don Cannon / Detroit Red / The Runners / Drama Boy / Lil Jon 他
◎(Feat. 参加予定 アーティスト)◎
T.I. / Young Jeezy / Lil Wayne / Beanie Sigel / Cassidy / BUN B /
Pharrel Williams / The Clips / Out Kast / Willie The Kid / Lil Jon 他
[DJ DRAMA GANGSTA GRILLZ Offical Web Site] http://www.gangstagrillz.com/
[DJ DRAMA Official Myspace] http://www.myspace.com/djdrama
[The Aphilliates Music Group Official Web Site] http://www.theaphilliates.com/
[The Aphilliates Music Group Official Myspace] http://www.myspace.com/aphilliates
[GRAND HUSTLE Official Web Site] http://www.grandhustle.com/
[GRAND HUSTLE Official Myspace] http://www.myspace.com/grandhustlemusic
[Atlantic Records Official Web Site] http://www.atlanticrecords.com/
[The Finest Official Web Site] http://thefinest.jp/
[Warner Music Japan Inc. Official Web Site] http://www.wmg.jp/
[Midas/Nature International Co.,ltd Official Web Site] http://www.midascafe.com/
[Midas/Nature International Co.,ltd Official Myspace] http://www.myspace.com/midascafejapan
[JMS Co.,ltd Official Web Site] http://www.jms-asia.com/