■[Attitude Game]■ (アティテュード ゲーム) 〜EXCLUSIVE ARTIST INTERVIEW〜 Vol.33
〜KEMUI 1stソロアルバム 「BLUE SCREEN」リリース記念 独占インタビュー〜

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Attitude Game Exclusive Interview Vol.33 「KEMUI」

〜KEMUI 1stソロアルバム 「BLUE SCREEN」リリース記念 独占インタビュー〜

(KEMUI's Profile)
KEMUI アー写 1995年、「Hieroglyphics」の「Casual」というアーティスト
の曲、「Lose In The End」がきっかけで、スクラッチや
ラップに影響を受けDJとして活動を開始。約1年後、
2MC + 1DJのユニット「OBORO」として本格的にLIVE
活動を開始。都内(渋谷/池袋/吉祥寺)を中心にクラブ
イベントやライブハウスで活動。 「DJ CELORY a.k.a.
Mr. BEATS (SOUL SCREAM)」、「DJ HAZIME (NITRO
MICROPHONE UNDERGROUNDのLIVE DJ等)」、
「DJ MARTIN」らのMIX TAPEへ参加、また、デモ
テープを配る等して2001年まで活動。約1年間、活動
を休止した後、2003年 再始動。今は無き、渋谷
「SECOBAR」の伝説的イベント「TRAFFIC」へ、MC
やDJとしてレギュラー参加、また、「漢」等率いる、
「MSC」主催のイベント 「HOT POT SPOT」への参加
等で現場復帰を果たす。 2004年初夏、「RUMI
(ex. 般若)」のソロアルバム「HELL ME TIGHT」へ
トラックを提供する傍ら、Feat. 参加し、2005年
漢(MSC)のソロアルバム「導〜みちしるべ〜」へ
「破壊と再生」でFeat. 参加する共にトラック
メイカーとして自ら、プロデュースも手掛ける。
2006年夏には、その「漢」率いる、「LibraRecord
監修のコンピレーションアルバム、「天秤録音」へ
「DJ KEN (MIC JACK PRODUCTION/ILL DANCE
MUSIC)」との合作による「WORD OF PAIN」で参加。
現在もトラック制作やMC/DJとして活動は続け、
遂に、2007年11月、ソロ名義としては初の作品と
なるアルバム、「BLUE SCREEN」をインディーズ
レーベルの登竜門的存在である、「P-Vine
Records/Blues Interactions Inc.」からリリース。
「Reboot -Intro-」でのフリースタイル/MCバトル
を彷彿とさせるスリリングなMCから始まり、東京
アンダーグラウンドで築き上げたそのスキルを
惜しみ無く披露。「ブルーカラーズ」では、「VAL」
というアーティストと共に、日本語と英語の絶妙
な掛け合いが堪能出来、もはや、盟友というべき、
「漢 (MSC)」がFeat. 参加による「あの頃
〜地下闘技場編〜」も必聴!! 「アルティメット MC
バトル」等を主宰する「漢」も認めるそのスキル
同士がぶつかり合う、まさしくリアルストリート
シットといった所か? その他にも昨今、格差社会
へも通じるであろう境遇に対する悔しさから生まれる、
見返してやりたいと思いを歌った、「ていたらく」
を含む全16曲収録。プロデュースを手掛けている
のは中学時代からの同級生だという、「T. TANAKA」
を始め、「MSC」から「DJ KOHAKU」、更にUS
デトロイトからは「SPIER 1200」といった強力かつ
ハードコアな面々が集結し、「KEMUI」の現在の
集大成を象徴させる最高な仕上がりのアルバムが
完成!! 間違いなく今年のベストアルバムに選ばれる
べき1枚であろう。昨今の電子音全開のヒップホップ
を嫌うリスナーにこそ聴いて欲しい作品。まさしく
蘇る「あの頃」の記憶.....


バイオグラフィー文章再編集、インタビュー原稿作成、Web作成:T-Murder a.k.a. T. Omura
(BE-PRIDE by DICTATOR-NATION Ft. Under Ground/S-Vibe'z Entertainment/
I.M.D. Work'z/O.G.F. RECORDS)

取材協力:H. Morita & M. Ozato (P-Vine Records/Blues Interactions Inc.)


T-Murder: ヒップホップに携わった当初はMCではなく、
DJとして活動を始めたきっかけは?

KEMUI: HIPHOPを初めてちゃんと聴いたのは友人の
持っていたスケボーのビデオに、「Hieroglyphics」
の「Casual」というアーティストの曲で「Lose In
The End」というのが入っていて、その曲が
かっこよくて興味を持ったのですが当時はあまり
情報も無くて、色々調べている内に「Juice」という
映画を見たんです、そこでスクラッチのかっこよさ
にやられて自分でもやってみたいなと思うように
なり、初めはDJとしてこの世界に足を踏み入れました。

T-Murder: その後、MCに転向された後、1996年頃
より、2MC + 1DJのユニット、「OBORO」の一員として
都内のアンダーグラウンドシーンを中心にMCとして、
活動を展開されたそうですが、改めて当時を振り返って
みて、ユニットの一員からソロMCとしての活動にシフト
していった経緯については?

KEMUI: 今思えばやはり人数が多い方が何かと有利だと
思いますが、その分方向性の違いが出てきたり、世界観
が共有できていないとまとまらない諸刃の剣だと
思います、そういうことを経験してみてやはり自分は
自分のペースで動いてみたいと思うようになり、その頃
他のメンバーも遊ぶ場所や聴く音楽も新しいものを
求めていましたし、時期的にもソロとして動き出すには
いい頃だと思い、1人での活動を始めました。

T-Murder: かつて、「DJ HAZIME (NITRO MICROPHONE
UNDERGROUNDのLIVE DJ等)」、「DJ CELORY (SOUL
SCREAM)」のMIX TAPEへ客演参加されたそうですが、
当時、どういった経緯で彼らの作品へ参加された
んですか?

KEMUI: 97年頃、渋谷のFAMILYで「BRING THE NOISE」
というイベントにレギュラーで出演させて頂いており、
そこで「DJ CELORY」さんと知り合いました、「今度
ソウスクのLIVEに出ないか?」って言ってもらえて、
まだ、駆け出しだった自分には本当に嬉しかったのを
覚えています、その流れで、「E.G.G.MAN」さんに
「DJ HAZIME」さんを紹介していただいて、一緒に
MIX TAPEへ参加させて頂きました。もう大分昔の事
ですので、「HAZIME」さんは覚えていてくれてるか
心配ですが (笑)

T-Murder: 11〜12前という、今のように、(今のシーン
がいいのか否かは別として)日本の音楽シーンにおいて、
ヒップホップというジャンルが確立されておらず、皆が
アンダーグラウンドで凌ぎを削っていた当時から、今作
でも共演されている、「漢 (MSC/Libra Record)」や
「RUMI (ex. 般若)」等から貴方のMCとしてのハイ
レヴェルなスキルが評価されていたそうですが、MC
としてのスキルを積み重ねていくにあたって積んだ経験
はどんなものでしたか?

KEMUI: 難しい質問ですね、何て答えればいいか
悩みます...。ただ、自分の感を信じて人がやっていない
ラップをしようとしていました、研究とまでは行かないと
思いますがTAPEのMTRでデモ制作をして、声の出し方や
重ね方、何度も聴き返して取り直しを繰り返していました、
そうして作ったデモTAPEを「漢」氏や「RUMI」ちゃんへ
渡してまた意見をもらって、そんな感じでやってました、
懐かしいです。

T-Murder: そんなアンダーグラウンドシーンでは高い評価
を得ていたにも関わらず、ご自身名義の作品をこれまで
リリースされなかった理由とは?

KEMUI: 単純にタイミングが無かったんだと思います、
あと自信も。ずっと「そろそろいいか?」って思えなかった
んです、トラックメイカーも近くに居ませんでしたし。

T-Murder: また、これまでに、メジャー/インディーズの
多くのレーベルからオファーがあったそうですが、実際、
どんなオファーが多かったですか? それらを断り続けて、
納得出来るクオリティーの作品作りを続け、今作を、今年
の年末も間近に控えたこのタイミングで、「P-Vine
Records」からリリースされた経緯については? 個人的に
思っていたのは、スキル的にも人脈的に考えても、「MSC」
率いる「Libra Record」からデビューしたとしても、それ
も必然な気すらしますが流通レーベルを選ばれたポイント
はどんな事ですか?

KEMUI: そんなに沢山オファーを頂いてた訳ではない
ですよ、ほんの数社です。「Libra Record」から出させて
頂かなかったのは、まずは、どこかに所属せず、自分の力
で出したかったんです、普段から御世話になっている
レーベルですので今回は、自分の音源は自力で
出したかったんです、それを言うと自主で出すって流れ
だと思いますが、行き渡らせるにはかなり努力が必要だと
知りました、そんな時に、「漢」氏の紹介で「P-Vine
Records」の方と知り合い、今回、御世話になる事と
なりました、本当にタイミングです。

T-Murder: 今作のアルバムタイトルであり、M-2の楽曲
タイトルでもある、「BLUE SCREEN」に込められた意味
とは?

KEMUI: 少しPC (win)に詳しい人なら知っていると
思うのですが、「BLUE SCREEN」って、「致命的なエラー
画面'」で、PC内で何か不具合が起きている、しかも
致命的なときに起こるのですが、作業中等に突然画面が
真っ青になって何も受け付けなくなるんですよね、何か
の作業途中でもセーブしていないと大変な事になるって
いう...。自分は1年程、全く音楽から離れていた時期が
あるんですが、自分にとってその時期がそれに当たる
かなって思って、本当に何も出来なかったので、何と
言うか音楽は続けたいがどう続けるかが分からなく
なってしまったんですよね、方向性とか。今はそこから
抜け出せたけどピンチから捻り出すってのはHIPHOPだな
って思って、今回タイトルにしようって思いました。

T-Murder: 今回の作品に参加されている、プロデューサー
について、御聞きします。「MSC」関連作品等でも高い
評価を得ているトラックメイカー、「T. TANAKA」が多く
のトラックを手掛けていますが、彼の作るトラックを多く
採用したポイントについては? その他にも、「SPIER 1200」
や「DJ KOHAKU (MSC/Libra Record)」がトラックメイカー
として参加されていますが、彼らに要望したイメージ等は
ありますか? 特にジャジーかつサンプリング主体の
トラックが印象的で、国内外問わず、昨今のヒップホップ
シーンにおける電子音全開とも取れる印象のトラックとは
一線を画す雰囲気であると感じて、聞かせて貰いました。

KEMUI: 「T.TANAKA」氏は中学からの地元の同級生でもう
14〜5の付き合いになります、「OBORO」時代も近くで活動
していたのですが一緒に動くという感じではなかったんです、
98〜01年位まで彼はNYに3年程、留学していた時期があり、
そこで、「SPIER1200」氏と知り合い紹介してもらいました、
彼らのトラックは自分が思っていた「RAPをするなら
サンプリングビーツ」を実践していて、しかもセンスも
あってかっこいい、彼らとならアルバムが作れると、
「今なら...」という気にさせてもらえたんです、
「SPIER1200」氏は今、デトロイト在住なのですが音源の
やりとりも全てPCで行いました、マスタリングもデトロイト
です。音源に関しては全て自分たちの周りで、顔を知っている
人達と作りたいというのがあったのですが今回、実現出来た
と思います。「KOHAKU」君は、「MSC」主催のイベント、
「HOT POT SPOT」で知り合い、確かなスキルにやられて
自分から声をかけました、余談ですが自分の父方の田舎が
熊本なのですが、彼も地元が熊本ということもあって
仲良くなりました。

T-Murder: M-1の「Reboot -Intro-」では、いきなりMC
バトル/フリースタイルを彷彿とさせるような勢いが
感じられますが、イントロにこういった短い楽曲を
セレクトした訳は?

KEMUI: まず、ここまでの事を話さなければと思ったんです、
本編はそれを聴いてもらった上で吟味してもらえたらと
思いそうしました、ですがキャリア分の出来事全てを話す
のは長ったらしくなると思い、意気込みが伝わってくれたら
いいなって思いあの尺になりました。

T-Murder: M-3の「ブルーカラーズ」に客演されている、
「VAL」とはどんなアーティストですか? 全般的に日本語を
生かしたラップの中に自然と溶け込むような英語のヴァース
でラップする彼が気になりました。

KEMUI: 大分前になりますが漢氏の紹介で知り合いました、
自分が一時的にRAPをしていない時期、トラック製作の勉強
をしていたのですが、そのトラックを持って「MSC」の事務所
へお邪魔した際に「おお〜 いいビートじゃん!」っていきなり
流暢な日本語で話しかけてくれて仲良くなりました。その後
も、「天秤録音」(Libra V.A)でも御互い参加していたりで
合う機会が何度かあって、いつか一緒に曲をやろうって
話していて今回実現できました、彼は個人でも活動していて
人種を問わず色々なアーティストといい曲を作っている
ので注目して下さい。

T-Murder: M-6の「あの頃 〜地下闘技場編〜」にはもはや
盟友と言っても過言でない「漢 (MSC)」が客演参加して
いますが、この楽曲に彼を招いたポイントとは?

KEMUI: 自分も昔はバトルタイプのMCで、いわゆる喧嘩RAP
をしていました、ですが社会に出たり色々な人と知り合って
無理している自分に気付き、だんだんスタンスが変わって
きました、ですが彼は昔からのスタイルで今でも敵を作る
事を恐れないバトルMCを貫いていて、自分が音楽を
諦めかけた時も「俺らのイベントなら出るか?」って声を
かけてくれたり、男としてかっこいい人で、初の自分名義
の音源には絶対に参加して欲しい一人でした。

T-Murder: M-8の「ていたらく」というタイトルの意味は?

KEMUI: 意味は「様子、ありさま」です、今はこのザマ
だけどいつか見返してやるぜって日々戦っているB-BOY
ソングになればと思い書きました。「手を叩く」と踏んで
いますが、自分が音楽から離れていた時期も友人達の
LIVEは見に行っていたのですが、その時の自分はステージ
上ではなく下で「手を叩く側」だったんですが、その
時の悔しさから出たワードです。ですが、音楽ですので
聴き手の生活の中でリンクする部分があればどのように
聴いて頂いても構いません。

T-Murder: 今後、新たにコラボレイトしてみたいと思う
アーティストやトラックメイカーはいらっしゃいますか?
(国内外、ジャンル、レーベル等問わず)

KEMUI: 海外ですと「Stones Throw」関連の音源は好き
ですあとデトロイトのHIPHOP、「madlib」や「jaydee
(R.I.P)」「PHAT KAT」「BLACK MILK」との共演は夢です
(笑) ですが出会いもタイミングですので、その時意気
投合したアーティストと曲が作れたらと思います。

T-Murder: 是非ライブも見てみたいと思いましたが、最後
にインフォメーションやリスナーのメッセージが
ありましたら、御願い致します。

KEMUI: ありがとうございます!今後もあまり表に出る事
は無いかと思いますが目を凝らしてよく見るとちゃんと活動
している、そんなアーティストでありたいと思います、
MIX CDやインストトラック集等、今後もアイデアは出て
いますので注目していただければと思います!宜しく御願い
します!!!


■[KEMUI's Release Information]■
KEMUI 1st ソロアルバム 「BLUE SCREEN」ジャケ写 KEMUI 1st ソロアルバム 「BLUE SCREEN」
2007.11.02 Release !!/PCD-93033/\2,415- (Tax In.)
P-Vine Records/Blues Interactions Inc.
[Feat. 参加アーティスト] 漢 (MSC,Libra Record)/RUMI (ex. 般若,
Sanagi Recordings)/VAL
[参加トラックメイカー] T. TANAKA/SPIER 1200/DJ KOHAKU
(MSC,Libra Record)/DJ SHOW


その昔(11〜12年前)俺がまだ無名の頃から、同世代の中でも抜群のスキル
で既に東京のアンダーグラウンドシーンを騒がす存在だった。それにも
かかわらず、今作でケムイはさらなる進化を遂げて見せた。
--- Text by 漢 (MSC/Libra Record) ---



私がラップを始めて間もない頃から今日に至るまで、ライバルであり、
気になる存在であり続けてきた。僭越ながら一言で言わせてもらえれば、
肉食獣の中を生き抜いてきた草食動物的視点。 KEMUIの待望すぎる
アルバムはペン一本でどこまででも行けることを証明してくれる!
--- Text by RUMI (ex. 般若/Sanagi Recordings) ---


[qairo.com Official Web Site] http://qairo.com/artist/kemui/
[P-Vine Records Official Web Site] (通販購入可)
http://www.p-vine.com/app.php/mo/Shop/ac/ProductDetail/id/6645
[Blues Interactions Official Web Site] http://www.bls-act.co.jp/artist/kemui
[Libra Record Ltd. Official Web Site] http://www.libra-ltd.net/
[RUMI Official Web Site] http://homepage.mac.com/arairumi/